コルカタ 2

コルカタ市内に到着。 お決まりサダルストリート。 あらかじめ宿に目星をつけていたのでうろうろ探す事も無く、直行で宿に行くつもりだったけど、そこはインド、頼みもしない案内人がついてきた。 ディスカウントを求めた値段でも、思ってたより少し値段が高めで最後の一部屋だといわれた。 最後の一部屋というのもホントかウソか怪しいけど、必要以上に荷物を持って歩いて疲れるのは嫌なので部屋を取ることにする。 



(こっちみてるおじさんの顔に注目してしまう            ↑)

案内人は僕等の宿の前のもう少し高い宿の関係者?らしく、きっちりチップをせびってきた。 その宿、帰りのとき本当に部屋が無くて、泊まることになるとはその時の僕は知らない。 ポケットの中の10rp.を手渡してやる。  
「20rp.くれ。」といってきたが、最初からチップをやる気も無く、本当に手持ちの小さい金はなかった。
「10rp.しかないんだ。」、僕。
「10rp.じゃ何も食えない。20rp.くれ。すげーディスカウントしてもらったじゃねーか。」、とそいつ。
えーやん、チャイくらいは飲めるし、実際なんもしてへんやんと思いながら、
「あとでストリートで会ったらチャイをおごってやるよ。」と、なんとか10rp.で納得さす。 

もともと僕が知ってる宿についてきただけじゃないか。 やっぱり、インド。 面倒で、ある意味面白い。 いちいち怒ってたらきり無いし疲れるし楽しくない。 解ってて行ってるからね。 本当に嫌なら、よその国にしてるよね。 すべて楽しんだもの勝ち。



昼も大分まどろんだ時間になっていた。 おなかがすいたので、屋台でフライドライスとチョウミンを食べる。 見たまんま、焼き飯とやきそばです。 味は悪くないけど、同じ味です(笑)。 しかも大量。 べジで、それぞれ17pr.、20rp.でした。 (1rp.は約2円 です。)

で、なつかしのチャーイ! なぜかサダルのチャイストリート、3軒ならんでるんねんな。 そんなおんなじ所で並んでやらんでええやんって思うんやけど(笑)。 やっぱりインドのブレークタイムはチャイやね。 なぜかあの暑い国で飲むチャイは美味しい。 味的には日本のチャイのほうが凝ってるはずやけど、インドではインドのシンプルなチャイが合う。



以外に元気なのもあり、次の日には列車でプリーに行く事にした。 チケットブッキングしてたら、スマートな男の子が話しかけてきた。 お互い少しの英語で会話が成り立つので、通りにでていろんなこと話してたら、その子のお兄ちゃんとその友達と出会った。 お兄ちゃんは日本に住んでいて、日本語が巧い。 普通に会話できる。 お兄ちゃんがやってるという、近くのマーケットにある店に行こうという事になった。



(写真:友達、スマートな子 BHARAT、お兄ちゃん)



お兄ちゃんは酒、博打、女、そんな事はさて置き、何よりもお金が好きと力強く主張し、流暢な日本語で日本とインドのシステム、政治、経済のことを熱く語り、止まらない。 政治、経済の話はぼくが最も興味の薄い分野である上、狭い店の中、あまりに熱く語るので息苦しくなって、その場を去ることにした(笑)。


宿に帰って写真を見てると、お兄ちゃんのしゃべり口調と、ルックスから、「ここがへんだよ日本人」みたいなテレビ番組に出てた様な気がしてならない。 それは今でもそんな気がする。 真相はどうなんだろう?


(サダルのチャイストリート。 牧場ではありません。 何故かヤギの大群が・・・ チャイを飲んでたツーリストもおもわずベンチの上に非難してるのが見えます。)


そんな感じでコルカタの夕日は沈んでいった。