コルカタ

コルカタ、ずいぶん昔から旅人が交錯する街だったんだろうと思う。 沢山の人がこのまちを行き交う。 以前はカルカッタと呼ばれていた。 中学生の頃読んだマンガ「ボーダー」で、旅してた主人公の2人が最初に出会った街となっていた。 多分原作者が以前立ち寄ったのか、そういうイメージを喚起させる街なんだろう。 今ではインド人もコルカタと呼んでいる。 


話はズレるが、その「ボーダー」の主人公達は東京のぼろアパート住んでいて、一人は便所に住んでいた。 丁度バブル絶頂期にあって、その対比はうかれていた日本社会の風刺と警告だったんだろう。 そんなマンガを中学生のときに読むからこんな大人になってしまう(笑)。






タクシーの車窓より、コルカタ市内を見る。 車窓からの風景は好きだ。 歩きとはまた違う楽しみ。 街にいながら街との接触は無く、傍観しながら次々景色が楽しめる。 




コルカタは大都市であっても別に嫌いじゃない街だ。 ずっと住むのは勘弁願いたいが、旅の身上で、少しくらい休憩するには悪くない。 街の持つ活気や人々の生活っぷりが興味深い。 でも、自分(今回は自分達)の望むくらいの宿を確保すると、ちょっと宿代が高く(インドも年々物価が上がってる)宿のクオリティーと割が合わない少し損した気分になる。 それが一番長く居たくない理由のひとつになってくる。 やはりコルカタは都会なのだ。

とはいえ北インドにいくなら、玄関口としては、他のデリーやムンバイよりかは個人的にはお勧めだ。 人によって意見は分かれるだろうが、いろんなことのハードルは低い気がする。 やっぱりストレスやトラブルは少ないほうが良いに決まってる。



バスの後ろをみると「INDIA IS GREAT」の文字が国旗と一緒に描かれていた。